永らうべきか 滅ぶべきか そこが問題だ 「スズメ」

 スズメはカラスとならんで、それこそ神話の時代からヒトの生活の脇で繁殖することを選んできました。両方とも、民話や神話によく取り込まれております。ことにスズメは、ヒトの居なくなった集落からは姿を消すとさえ言われています。警戒心を強く保ちながらも、ヒトという猛獣を利用するとは、いい度胸をしています。例によって挨拶してもらいます。

俺らの命運は あんたら次第だよ よろしくな

 スズメといえば、私には強烈な思い出があります。小学校5年生の夏休みに、ようやく兄たちを通りすぎて私のところに順番が回って来ていた「講談全集・猿飛佐助」というのを読んでいると、屋根に並んではしゃいでいるスズメの一団がいつになく気に障りました。読めない字が多くてイライラしていたのでしょう。 “永らうべきか 滅ぶべきか そこが問題だ 「スズメ」” の続きを読む

思い出につながる「ヤマガラ」

シジュウカラのトレードマークは、白い胸に黒いネクタイ。ヤマガラのそれは、茶色のチョッキに黒の蝶ネクタイ。ともに虫などを求めては枝から枝へとせわしなく渡ってゆくので、写真のターゲットとして捉えるのはやさしくありません。まずは、挨拶してもらいます。

エッ! ボク? ボク ヤマガラ

茶色のチョッキをカメラのファインダーに入れるたびに、幼かったころの木曾谷の夏祭りを思い出します。先の大戦後も数年間、「木曽馬」の馬市はサーカスの小屋が立つほどににぎわったのですが、農耕機械などの発達とともに馬市は次第に先細りとなって、ついに消滅してしまいました。おとなしくて働き者だった木曽馬は必要でなくなったのです。それから谷は過疎化に向かうのですが、女神さまを祭ってある「水無神社」の祭りだけは輝きを失わないように、谷の人々は踏ん張り続けました。
中仙道の関所跡から下って来る道に沿って並んだ露店、アセチレンガスを使ったランタンの特有な刺激臭、木曾節の踊りの輪、谷の狭い空を塞いでしまいそうな打ち上げ花火と轟音。・・・そうした賑わいをちょっと外したところに、「ヤマガラのおみくじ引き」という芸が出ていることがありました。 “思い出につながる「ヤマガラ」” の続きを読む

里山のダンディー 「シジュウカラ」

白い胸に黒いネクタイ。オスのネクタイは太目で、メスはやや細め。スリムで軽快な身のこなし。このごろの流れから、あえてオスメスをまとめての言い方をしますが、シジュウカラはダンディーです。 この列島を通していちばん見慣れている小鳥の一つでしょう。先ずは、挨拶してもらいます。

濡れたところをお恥かしいけれど・・・シジュウカラです

きれい好きでもあるようです。 “里山のダンディー 「シジュウカラ」” の続きを読む

透明な瑠璃色 「ルリビタキ」

前に紹介したのは、銀髪黒覆面のジョウビタキでした。

2番手はルリビタキ。ジョウビタキの親戚です。

ともにスズメほどの大きさで、夏に北海道や本州の高地など子供を産んで育て、寒い時期には関東地方よりも南の暖かい地方で過ごします。雑食性で、木の実、昆虫類などを食べ、やはり「ヒッヒッ」と澄んだ声で地鳴きします。ジョウビタキはジョウ(昔の銀髪の呼びかた)を被った火焚き(地鳴きが火打石を使う音に似ている)ということから付けられた名前でしたが、ルリビタキはルリ色をした火焚きというわけです。里山よりも少し奥に入った暗みの混じった林を好むのだそうで、なんとなく、孤独あるいは孤高の雰囲気を漂わせます。まずは、挨拶してもらいます。

ルリビタキです。こんにちは!

身近にいた「青い鳥」

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真っ先にいきなり、「ジョウビタキ」という小鳥の登場

たまたまポケットに入れていた小さなデジカメを通して、この小鳥との思いがけない出会いがあり、「このあたりにはどんな野鳥がいるのだろう」と思い付くきっかけになりました。先ずはあいさつしてもらいます。

はじめまして、ジョウビタキです!

ちょっとあらたまったところで、私ロウボウから聞いてもらいたいことがあります。 “真っ先にいきなり、「ジョウビタキ」という小鳥の登場” の続きを読む