傷付いた(?)ツマグロヒョウモン
8月2日6時06分。ヒョウモンチョウ(豹紋蝶)の一種と思われる蝶が、タイルの上でこごみ込むようにして翅を煽り上げていました。
羽化したばかりの翅が進展するのを待っているのだろうと思いました。
最初に見付けたのは、真っ先に庭に飛び出して行った子犬でしたが、変にちょっかいを出さないでくれて助かりました。
が、やがて普通でない様子に気が付きました。目も触角も胴もいたって健常に見受けられるのに、前翅の縁が左右ともに決定的に折れ曲がっているのです。それで、一生懸命に羽ばたいても飛び上ることが出来ません。前に移動するばかりです。
同日7時20分にはタイル脇にあるアジュガの上に居ました。翅の折れ曲がりは相変わらずのようです。
長い間たずさわってきた少年矯正の仕事を退官し、また、かなりの時が経ちました。夕焼けを眺めるたびに、あと何度見られるだろうと思うこの頃。
身近な生き物たちとヒトへの想いと観察を綴りたいと思います。