しあわせ続けよう

 

「大きな古時計」のメロディで

平和こそ力。私たちもあと二十年ほどを誤らなければ、内外に誇れる到達となるでしょう。
オリンピックの金メダル何万個、何十万個。そんなものよりもはるかに価値があるみんなの積み上げ。心に新しい力が蘇ってくるような目標です。
「大きな古時計」のメロディでどうぞ・・・。

一 今日はサシミが食べられる  ミカンもあるし
  小さな梅ノ木咲いていて  洗濯日和だし
  夜には娘が来てくれる  明日は働ける
  そのまた次の日も  しあわせ続けよう
  ※百年休まずに行ったり来たり  お前と一緒に行ったり来たり
   そのまた次の日も   しあわせ続けよう

“しあわせ続けよう” の続きを読む

人なつこい? ウラギンシジミ


熱中症の危険より・・・食い気

 今年(2024)の9月19日(木)、連日の酷い残暑を食い気で乗り切ろうというわけで、私はベランダで豚肉の一塊に煙を掛けてチャーシューに変えてやろうと目論んでいました。

 ふと気付くと、漬け汁の臭いに誘われたのか、燻製鍋の近くに置いたペーパータオルに1頭の小型のチョウがやって来ています。
 翅の裏が、アクリールガッシュ絵具を一刷毛で塗り上げたように、一面に鈍い白色をしていました。…私のうろ憶えによると、この手のチョウはウラギンシジミかヒメシロチョウのどちらかであるはずです。

“人なつこい? ウラギンシジミ” の続きを読む

自分が嫌いな君へ 幸せてんでんこ

 

安心して良いよ 若者の半分は君のよう
 私と妻も後期高齢の日々をよたよたと送りつつある老人だけれど、実は二人ともかつては君と同じ側のグループに属していた。それが「今が一番幸せだ」と思っている。ボケのせいもあるだろうけれど、そればかりではないと思う。よかったら、お付き合いをお願いしたい。

“自分が嫌いな君へ 幸せてんでんこ” の続きを読む

この光景 Forever  冬編

 

 何時までも、こうした光景が見られますように・・・。
 思い当たるままに、身近に見られる光景を季節ごとに分けて並べています。
 に続いて、冬の景色として「ツグミたち」「エナガの群れ」「コサギの群」  を挙げてみました。

餌をあさるツグミの群れ
 ツグミは、ユーラシア大陸の北東部のシベリアなどで子育てをし、秋も深まると南下して日本列島などで越冬する、存在感のある中型の鳥です。
 海を渡って日本に到達し、背骨のように連なっている山々を越えるまでは大きな群れを組んでおり(旅の安全のために有利)、冬が深まるにつれて群れを解いてほとんど一羽ずつに分かれて過ごし、やがて北に向かう時期になると再び集合して行動するようになります。
 群れて落ち葉の下の木の実を食べ合っている光景は初冬のもので、夢中になって旅の疲れを癒そうとしているように見えます。

“この光景 Forever  冬編” の続きを読む

バン 水かきの無い水辺の鳥


ゆったり 静かな水辺で

「バン」は、ハトよりも少し大き目の「水辺の鳥」で、池や湿地や水田などに棲み付いているのが見られます。
「クイナ」の仲間であるだけに、陸に上がった姿は脚が長くてスマートに見えるのですが、水に浮かんでいる様子はずんぐりむっくりしており、動きもゆったりしていることが多いようです。

“バン 水かきの無い水辺の鳥” の続きを読む

この光景 Forever 秋編


この光景 Forever

 私たちの列島は、龍が横たわったように南北に細長く伸びているので、亜熱帯から亜寒帯までの自然がうまく連続し、四季が豊かに現れます。
その7割ほどが複雑な形をした山地であることから、例えば秋、「こんなに多くの鷹たちがいったい何処に住んでるの?」と思われるほどの「鷹の渡り」と言われる光景が各地で見られます。秋晴れの向こうの連山の上に「蚊柱」ならぬ「鷹柱」が立って巻き上がるありさまは、心が放たれるような感動を与えてくれるものです。

 夏編の続きとして、「樹の上で獲物を食べるミサゴ」「薄の群生や林」「秋のカワセミ」「和太鼓の練習」など、秋の光景を幾つかピックアップしてみました。
どれも身近なものですが、当たり前のようでいて、なかなかそうではありますまい。ミサイルやドローンや砲弾などが飛んでこないこと・・・これは勿論ですが・・・私たちが注意深く守ってきた平和と平穏の全体が収斂して、こうした光景となって現われているのだと言えそうです。誇りに思います。

“この光景 Forever 秋編” の続きを読む

この光景 Forever 夏編


この光景 Forever

 ほんの少しを身近から抜き出しただけでも、ここに並べたような光景がそこかしこに見られる・・・なんでもないことのようですが、なかなか、そうではありません。私たちは誇りとすべきだと思います。
“この光景 Forever 夏編” の続きを読む

アオバト Ⅰ 三悲鳥(?)の筆頭


まずは 日本三鳴鳥

 「三鳴鳥」という呼び方が何時の頃からかなされており、ウグイスコマドリオオルリがそれとされています。

 あらためてそれぞれのさえずりを聞いてみると・・・なるほど、ウグイスもコマドリもオオルリも・・・鳴き声は力強く、明るく、透明で、聞くものの心を揺さぶります。
 例えばウグイスについては古くから「鳴き合わせ」という何日間も持ち回る競技があり、ことに江戸時代には盛り上がったということです。ある年、江戸本郷の八百屋の主人のウグイスが、同じ町内である加賀の殿様が飼っていたウグイスに鳴き勝ったことがあり、八百屋さんは「ウグイスや百万石もなんのその」と詠んで喝采を受けたことがあるそうです。士農工商の縛りの中で、よほどの快挙だったのでしょう。
“アオバト Ⅰ 三悲鳥(?)の筆頭” の続きを読む

ちょっと見マツボックリ トラフズク


巨大なマツボックリ?

「この冬もトラフズクの群れが来ている」と教えてくれた人が居たので、早速、訪ねてみました。

多摩川の河川敷からわずかに離れて、剪定などの手を入れてない松の木があり、入り組んだ枝の間をすかすと、40センチもあろうかという巨大なマツボックリがむっくりむっくり・・・。

あちらこちらから見通すと、一つ、二つ、三つ‥…六つ。松の肌や枝によく馴染んでいて、どうしてもマツボックリです。

“ちょっと見マツボックリ トラフズク” の続きを読む

レンジャクの混群 遠望


春も五合目

 満開を過ぎたの花殻が枝にこびり付いたようになり、代わって、の花芽がはち切れそうに太ってきている頃の或る朝、多摩川の岸辺に小石を拾いに行きました。
愛犬モッチ(子犬)も春は嬉しいらしく、庭に出してやると喜んであちこちをほっつき歩くのは良いのですが、家の中に戻そうとするとき、足の裏を拭いてやるのが大変になってしまったので、庭のここぞという所を小石で敷き詰めてしまうのが良かろうと考えたからです。

あれ ナスが巨木の枝に?

バケツにほどほどに小石を入れてサイクリングロードに戻ろうとしたとき、川沿いに連なっている落葉巨木の梢近くのひとつに、丸っこいものがいくつか並んでいるのに気が付きました。じっとしています。

“レンジャクの混群 遠望” の続きを読む