「ヒヨドリ」は、尾が少しだけ長い分だけツグミより大きいほどの中型の鳥ですが、全体として地味な濃いグレーに印象され、名前の通り「ヒーヨ!ヒーヨ!」と甲高く鳴くこともあって、親しみを持ちやすいとはいえない野鳥だと思います。たしかに、首をかしげてこちらを見ているときなどは凄みが効いていて、「なるほど、鳥類は恐竜の子孫なんだ」と感じることがあります。挨拶してもらいます。
こんなところでどうかな わたしヒヨドリ
凄まれると引いてしまいがちですが、お気づきのように、近くにアップしてみると、意外に渋くてきれいなのです。ツグミの胸の模様をアサリに例えるなら、ヒヨドリの胸はシジミのようです。こちらの方が好みだという人も居るに違いありません。 “地味でそっけなげ じっくり見ていると味がある 「ヒヨドリ」” の続きを読む
長い間たずさわってきた少年矯正の仕事を退官し、また、かなりの時が経ちました。夕焼けを眺めるたびに、あと何度見られるだろうと思うこの頃。
身近な生き物たちとヒトへの想いと観察を綴りたいと思います。