地味でそっけなげ じっくり見ていると味がある 「ヒヨドリ」

ヒヨドリ」は、尾が少しだけ長い分だけツグミより大きいほどの中型の鳥ですが、全体として地味な濃いグレーに印象され、名前の通り「ヒーヨ!ヒーヨ!」と甲高く鳴くこともあって、親しみを持ちやすいとはいえない野鳥だと思います。たしかに、首をかしげてこちらを見ているときなどは凄みが効いていて、「なるほど、鳥類は恐竜の子孫なんだ」と感じることがあります。挨拶してもらいます。

こんなところでどうかな わたしヒヨドリ

凄まれると引いてしまいがちですが、お気づきのように、近くにアップしてみると、意外に渋くてきれいなのです。ツグミの胸の模様をアサリに例えるなら、ヒヨドリの胸はシジミのようです。こちらの方が好みだという人も居るに違いありません。

それに、飛翔の仕方が華麗です。セキレイも似たような飛び方をしますが、林から林などへと渡るときに、翼を一閃二閃させて高さをかせぎ、そこで両翼をぴたりとたたんで矢のように距離をかせぎます。高さを失いそうになると次の一閃。ですから美しい波状の飛跡を描きます。

結構なきれい好き

愛嬌らしいところも無いではありません。他の鳥たちと同じように、どぶんと浸かって豪快に水浴を楽しみますが、しばしばユッサユッサとお尻を洗うのは、これまで私が見る限り、ヒヨドリだけです。

 

 

 

 

 

 

雑食性の証拠

ヒヨドリは、花の蜜や果汁や果実が大好きです。満開の桜の枝をゆさゆさ揺らしながら、小さな花の一つ一つから大きなクチバシで蜜を吸い取っているのをよく目にします。けれど雑食性なのです。ここに山桜の枝を訪れているヒヨドリの写真がありますが、ヒヨドリだけを拡大してみると、クチバシにはなにやらハチのようなものが咥えられているのが分かります。蜜を吸いながらも、昆虫も見逃さないのです。

ヒヨドリは日本全国で普通に見られますが、世界的には珍しい野鳥なのだそうです。日本を訪れるバードウオッチャーの期待の一つになっているということです。

ロウボウ

投稿者: ロウボウ

長い間たずさわってきた少年矯正の仕事を退官し、また、かなりの時が経ちました。夕焼けを眺めるたびに、あと何度見られるだろうと思うこの頃。 身近な生き物たちとヒトへの想いと観察を綴りたいと思います。

「地味でそっけなげ じっくり見ていると味がある 「ヒヨドリ」」への2件のフィードバック

  1. Facebookで偶然、お会いしました。神様は不在と思いながら偶然は神の気配りかもと。感受性が強く病をも引き寄せると幼い頃からの主治医に言われましたが病総合商社社長の椅子から降りられなく手術だけで6回。今回も知らんぷりしようと情報拒否しつつ食道につかえが生じ胃カメラに。ストレスからのものでした。隠居生活に憧れ只今、故郷の京都で夢の暮らしのに2年目です。御所はあらゆる生物のエアポートです。歩いて20分が心臓や腰痛、膝痛ゆえきついですが野鳥と万緑に癒されます。野鳥とすっかり友達になりました。いつだって神も仏も沈黙し見渡す限り狐のボタン

    1. 京都御所は、格式の高い建築物と手入れの行き届いた庭園、といった認識でした。
      野鳥と万緑、といった見方には初めてお目にかかります。
      ありがとうござおました。ご健勝を祈ります。

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