庭に置いてある小鳥の餌台が崩れかけてきたので、少し大き目なのを作り直しました。
できれば、屋根をヒワダ葺きにしてやろうと、杉か檜の倒木を当てにしていたところ、晩春の一日、里山の林の中で絶好なものに出会いました。
朽ちつつある杉の丸太でした。
丸太の表面に
厚い杉皮を簡単に剥ぎ取ることが出来ました。
すると、ボロボロと落ちる粉状の屑に続いて、どう見てもアルファベットの綴りとしか見えないものが目に飛び込んできました。
高さ4㎝ほど、綴りの長さ40Cmほど。樹の皮と幹の表面との間を、くねくねと、確信ありげに・・・虫(姿が見えないから名前も分かりません)が喰い進んだ跡でした。
鳥人へ Wash hands!
“Wash hands!” その上に“鳥人へ” と読めるではありませんか。
その頃、新型コロナウィルスが猛威を振るっていて、日本全土に緊急事態宣言が発令されようとしていただけに、私も過敏になっていたものでしょう。
それにしても“鳥人”というのは何なのだろうと思いました。私は「鳥のように空を飛べる人」ではありませんが、「鳥好きな人」ではあります。
「鳥人へ」というのは、わたし向けのメッセージなのかも知れません。
気味が悪くなってきました。
NY in March~May yields
思い付いて、丸太の反対側に回って、逆さから見てみました。すると・・・
“NY in・・・・” と読めるようです。
写真に撮って帰って、ゆっくり眺めると、”NY in March~May yields”(3月から5月でNYは屈する)です。
いよいよ、気味が悪くなってきました。
人間 Human Why?
ここで、「待てよ」と思いました。
虫は、丸太の内側に向ってではなく、外側に向って発信したかったのではないだろうか。とすると、写真を反転して見る方が正しいのかもしれません。
すると、”Human Why?” (どうして人が?)あるいは(そんなで人?)。
そして、まさにその上に、大きく“人間”と書かれているではありませんか。
その“人間”は、小さな人型にあがめられているように見えます。大きな格差があるようです。
“Human Why?” 虫がこんな哲学をやるとは、この年になるまで知りませんでした。
ひょっとすると、地球にやってきた宇宙人が、仮にムシの姿をして、ヒトの研究をしているのかも知れません。
この話を笑えますか。
そうですか。あなたは健康です。残念ながら・・・。
長い間たずさわってきた少年矯正の仕事を退官し、また、かなりの時が経ちました。夕焼けを眺めるたびに、あと何度見られるだろうと思うこの頃。
身近な生き物たちとヒトへの想いと観察を綴りたいと思います。
ロウボウ先生
こんにちは。
不思議なメッセージですね。
ワクワクします。
誰からのメッセージでしょうか。
世界は不思議に満ち溢れていますね。気づくことができるか、小さな声に耳を澄ますことができるか、、。
先生の著書を噛みしめてゆっくり読み進めています。
ありがとうございます。
ほんとに、一匹の虫といい、そのあたりの野の草といい、
不思議の連続ですね。
若い頃の私は堅かったのです。ご苦労様です。
ロウボウさま
杉の皮と幹の表面との間に何者かが食い進んだ跡を、逆さからみたり、写真を反転させたり。
いろいろな角度からの見方をペンで書いてくださっていたので、なるほど・・と、見ることができました。
虫の哲学ですか。でも、”Human Why?”と思っているかもしれないですね。
明け方の3時過ぎに、新聞配達の方でしょうか。
バイクが通り過ぎた後、少しして、コジュケイと思うのですが、鳴きます、ここ2日・・。
祖母が生前「チョットコイ」と鳴くんだよと教えてくれたなとぼんやりと思いだしました。
何の気なく調べると、英語圏ではコジュケイの鳴き声は、「People pray」と聞こえるとか・・。
いつか、コジュケイを見たいなと思います、きれいな鳥なんですね・・。
なるほど、people prayですか。なるほど、そう聞こえますね。
それも、けっこう切羽詰まったというか、張りつめた感じで。
playではなくprayというところも、なんだかうなずけそうです。
わたしにとっても、コジュケイは長い間、幻の鳥でした。
カテゴリー野鳥の中で「私の幻の鳥 コジュケイ」として記事にした覚えがあります。
コジュケイの記事、教えてくださって、ありがとうございました。写真でその姿をみることができました。いつか、コジュケイが私の目の前に現れたとき、「銀色のスカーフ、胸から腹は薄いオレンジ色の下地に黒い斑点」でわかります。ありがとうございました。気長に待っています。
それと・・、明け方、まだ暗いうちから鳴いていたのは、たぶん、ホトトギスです・・ね?明け方聞いた鳴き声と同じ声を昼間にも聞き、でも耳を澄ますと、コジュケイでないなと・・。その姿こそ確認していませんが、たぶん、ホトトギスかと・・。とんだ勘違いでした、すみません。
コジュケイは、藪の中の地面にじかに巣を作ります。
ですから、最近増えている、タヌキ、ハクビシン、アライグマ、ノラ猫などが、脅威になっています。
きれいな鳥なのですが・・・。