ハヤブサとならんでインコの仲間
「チョウゲンボウ」はハトほどの大きさの猛禽類です。
最近のDNA研究から、ワシやタカなどよりも、インコやスズメに近い系統であることが分かってきたとのこと。
あの「ハヤブサ」も同じなのだそうです。ハヤブサといえば昔も今も、敏捷で精悍なものの代名詞のようになっています。昔々、高性能を誇った戦闘機「隼」。いま現在、宇宙で任務を遂行しつつある小惑星探査機「はやぶさⅡ号」といったとおりです。
ひらひらと舞い 華麗なホバリング
チョウゲンボウは、ハヤブサほど高速では飛翔しません。ひらひらという感じで飛び、しばしば華麗なホバリングを見せます。 先端にアクセントのある尾羽を扇状にひろげて揺らいでいる様子は、地上の一定範囲をスキャンしているようにも見えます。齧歯類(ネズミなど)の尿が紫外線を反射して光るのを捉える能力があるのです。 “華麗なホバリング 「チョウゲンボウ」Ⅱ” の続きを読む
長い間たずさわってきた少年矯正の仕事を退官し、また、かなりの時が経ちました。夕焼けを眺めるたびに、あと何度見られるだろうと思うこの頃。
身近な生き物たちとヒトへの想いと観察を綴りたいと思います。