前に紹介したのは、銀髪黒覆面のジョウビタキでした。
2番手はルリビタキ。ジョウビタキの親戚です。
ともにスズメほどの大きさで、夏に北海道や本州の高地など子供を産んで育て、寒い時期には関東地方よりも南の暖かい地方で過ごします。雑食性で、木の実、昆虫類などを食べ、やはり「ヒッヒッ」と澄んだ声で地鳴きします。ジョウビタキはジョウ(昔の銀髪の呼びかた)を被った火焚き(地鳴きが火打石を使う音に似ている)ということから付けられた名前でしたが、ルリビタキはルリ色をした火焚きというわけです。里山よりも少し奥に入った暗みの混じった林を好むのだそうで、なんとなく、孤独あるいは孤高の雰囲気を漂わせます。まずは、挨拶してもらいます。
ルリビタキです。こんにちは!
身近にいた「青い鳥」
長い間たずさわってきた少年矯正の仕事を退官し、また、かなりの時が経ちました。夕焼けを眺めるたびに、あと何度見られるだろうと思うこの頃。
身近な生き物たちとヒトへの想いと観察を綴りたいと思います。