群れて来る鳥・・・「ムクドリ」

 たしかに「ムクドリ」はよく群れます。「群れて来る鳥」が短略されて「ムクドリ」となったとする説が有力なようで、昔から「リャーリャー ギャーギャー ギュルギュル」と騒ぐ人(?)たちのことを「椋鳥」と呼んでうとましがる傾向があります。

 おれ いま群れてない 嫌うの

 クチバシから頭の線がシャープで、頬に銀色の斑が目立つせいか、どことなく金属的な印象を受けます。身近な鳥では、すこし大きめな「ヒヨドリ」と並んで、「たしかに鳥類は恐竜の子孫なんだな」と思わせる野鳥の筆頭でありましょう。ムクドリは、地面を歩くときには脚を前後させて、ノッシノッシとお尻を振るようにして歩くからなおさらです。

 地面で食べて 近くの蔓の上で一休み

 雑食性で、ジャガイモの葉やエンドウの蔓などを片付けようとしていると、どこからか4羽・5羽と寄って来て、ばらまかれた虫たちをせっせとあさります。農薬を使わずに野菜を作ろうとしている人たちには頼もしく映ります。「雨戸をしばらく放っておいたら、戸袋に巣を作られてしまった」というような話もよく聞きます。
 馴れ馴れしいかというとそうでもなく、たとえば、冬の庭にしつらえたエサ台にはどうしてか近づきません。シジュウカラ、メジロ、ヤマガラ、ヒヨドリなどは常連中の常連だというのに・・・。

 木の実は いただくよ

 こうした様子にも、やはり恐竜の血を引いていることを思い出させますが、群れが飛び立つとき、あるいは降り立つとき、それぞれに短めな尻尾の先にきれいな白い班が目立つのが可愛らしいものです。これでムクドリが恐竜に見られるような長い尾を持っていたら、ちょっと引けてしまうに違いありません。

 

ロウボウ

投稿者: ロウボウ

長い間たずさわってきた少年矯正の仕事を退官し、また、かなりの時が経ちました。夕焼けを眺めるたびに、あと何度見られるだろうと思うこの頃。 身近な生き物たちとヒトへの想いと観察を綴りたいと思います。

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