この春は、畑をよく荒らされました。ネギの苗床を作ったり、コカブ、ホウレンソウなどを蒔くと、平らに均されたところを狙うように結構に深い足跡を散らされるので、質の良くないネコかイヌの仕業とばかり思っていました。
五月の中頃にショウガの種を植え込むと、その五・六個がほじくり出されて、ほとんど元の位置に並べてあるということが二度ありました。ネコやイヌはこういう手の込んだことはしません。タヌキかハクビシン。おそらくタヌキだろうと思いました。
タヌキ登場
五月の末のこと、キュウリの苗の手入れをしていてふと目をあげると、ずんぐりした感じの動物がジーッとこちらを窺っているのと対面することになりました。距離は5〜6メートル。
直ぐにタヌキだと分かりました。幼い頃から、良く特徴を捉えたタヌキの略画やマンガを見慣れているせいもあるでしょう。 “ぽんぽこたぬき?? 「タヌキ」” の続きを読む
長い間たずさわってきた少年矯正の仕事を退官し、また、かなりの時が経ちました。夕焼けを眺めるたびに、あと何度見られるだろうと思うこの頃。
身近な生き物たちとヒトへの想いと観察を綴りたいと思います。