とことん地味ずくめ タヒバリ Ⅱ

タヒバリはセキレイの親類

姿と動作にそれが現われています。
セキレイと同じように、シルエットがスマートで、腰と尾をリズミカルに上下させ、飛ぶときは波を打つような飛跡を残します。

けれど、セキレイたちがどれもすっきりと色分けして装っているのに、タヒバリは徹底して地味づくりです。

そもそも「田雲雀」という名前は、「ヒバリに似た小鳥だがよく田んぼで見られる」ということから付けられているのです。

水辺だけに頼らず、野原や田畑でも安心して動きまわれるようにカモフラージュに専念したので、だんだんに同じような場所に住むヒバリなどに姿が近づき、セキレイからは離れていったのかも知れません。 “とことん地味ずくめ タヒバリ Ⅱ” の続きを読む