夏・秋・冬に続いて、「多摩モノレール」「昭和記念公園のサイクリングロード」「みんなの原っぱ」「子供の森」などの春の光景を挙げたいと思います。
モスグリーンに霞む春 「多摩モノレール」
樹々の芽が一斉に吹き出るころ・・・山桜がそこかしこで咲き始めるころ、森や山は暖かいモスグリーンに霞んで見えるものです。そうした中をオモチャのように見える電車がゆっくり走っています。
この動画は日野市の遊歩道の一角からほぼ西を望んだもので、近くには「都立多摩動物公園」が、遠くには奥多摩山系の山々が写っています。山々は「高尾」「陣馬」「雲取」などのはずであり、さらにカメラを少し西に振れば「富士」が視界に入ってくるはずなのですが、いずれも春霞のためにもやっていて判然としません。ただ静かで平和です。
「多摩モノレール」は東京都の多摩地域を南北に結ぶ交通機関として2000年に整備されたものですが、その利便性が高いことから、最近、北への延伸計画が実行の段階に移ったということです。
ママチャリの天国 「昭和記念公園のサイクリングロード」
ご存知「国営昭和記念公園」は、もともとは飛行場として使われていた土地をレクリエーション施設に再開発したものだそうです。なるほど、180ヘクタール(およそ180町歩)という広さも頷けるし、その中に14キロメートルものサイクリングロードが設けられているというのも合点が行きます。
開園されてから40年以上もが経っていることから、植栽も大きくなって馴染んできております。初めの頃のサイクリングコースには、レース用仕様のハンドルの下がった自転車が隊列を作って駆け回るという光景がよく見られたものでしたが、この頃はいわゆるママチャリ同士がのんびり譲り合っているといった雰囲気です。2000台ものレンタル自転車が用意されており、ゴールデンウイークなどにはそれも出払ってしまうことがあるそうですが、それでも混み合っているという感じはしません。広いのです。
大欅を真ん中に 「みんなの原っぱ」
1本の大欅がシンボルツリーのようにど真ん中に置かれている広場があり、「みんなの原っぱ」と呼ばれています。その奥まったところに幾本もの桜の木が植えられていて、花見を楽しむ人も多いのですが、やはり混み合っているという感じはしません。
サクラユキヤナギ
クリスマスローズとおとぎの小屋
ふわふわ 「子供の森」
長い間たずさわってきた少年矯正の仕事を退官し、また、かなりの時が経ちました。夕焼けを眺めるたびに、あと何度見られるだろうと思うこの頃。
身近な生き物たちとヒトへの想いと観察を綴りたいと思います。