「カワウ」たちが集まってさかんに魚を狩っているときに、「ダイサギ」や「アオサギ」が現場の岸近くにぼんやりと立ちながら、ただ眺めているように見えることがあります。これは、「カワウに追い立てられた魚が岸の方に迷いこんでくるのを待っているのだ」というのが、おおかたの観察であるようです。私は、狩場を選んだり、魚を追い込んでゆく段階では、サギたちがもっと積極的に協同しているのではないか、というふうに見ています。
カワウだけの編隊、サギだけの編隊、両方が混じり合った編隊がある
カワウのみ、サギのみ、混成、という順で見てください。
ついで、一緒に狩場を探したり偵察したりする様子がうかがえます。
布陣は終わった いざ!
それから、狩りの饗宴ということになりますが、潜ることのできないサギたちは岸にしりぞいて待つことが多くなります。水面が荒く波立っているのは、カワウたちがさかんに仕事をしているからです。
こうした様子を見ると、多摩川がいかに多くの生命を育んでいるかが分かります。一方、この調子で攻められたら、アユやマスや鯉、ウグイ、上流ではヤマメやイワナなどは相当な目に遭っているに違いありません。「○○マス釣り場」といった観光施設の被害も大きいと思われます。
長い間たずさわってきた少年矯正の仕事を退官し、また、かなりの時が経ちました。夕焼けを眺めるたびに、あと何度見られるだろうと思うこの頃。
身近な生き物たちとヒトへの想いと観察を綴りたいと思います。
初めてアオサギに出会ったのは隣の田んぼのあぜ道でした。
じっと立ちすくんで動かない。
案山子の代わりに置いた鳥のデコイかと思ったほどでした。
川ではカワウと協同している? 面白いですね。
こちらでは長良川の鵜飼が見られますが鵜飼に使うのはウミウ。
カワウは1日で500gもの魚を食べるそうですね。
川の魚を守りたい人からは憎き存在のようです。
丁寧に読んでくださって、ありがとうございます。長良川でウミウを使うのは、おおきくて沢山の獲物を胃の中に納められるからなのでしょうか?それにしても、丸呑みしているのを承知しておいてそれを横取りするとは、人というものはなんとしたたかな!ウミウとしては、取られても取られても、お腹がすきぱなしだから魚を追い狩るものねエ!
奥多摩では、「国際マス釣り場」なんかが怒っているそうです。
鵜飼でウミウを使うのは体力が強く、比較的おとなしいからのようです。
今調べたら、茨城県日立市で捕獲し供給されていることや広島県三次市では
カワウ鵜飼が試みられていることもわかりました。
暁の閲兵から敬礼の写真は何度見ても素晴らしいですね。
この3枚のために早朝から待機、多くの時間が凝縮されているのでしょう。
やあ やあ 今になってコメントをいただいているのに気が付きました。すみませんでした。
なるほど、ウミウの方が扱いやすいのですね。ウミウというからには、海で活動しているのでしょうね。
海水と真水と。差は大きいと思いますが、大丈夫なんですね?水鳥は凄いです。
ありがとうございました。