残り柿に来る鳥たち

 今年、平成最後の秋はの実りに恵まれました。全国的にそうであったかは分かりませんが、東京都多摩地方では、誰に尋ねてもそのとおりだとのことでした。
 取り残された柿や、あるいはまったく手も付けられなかった柿が、そこかしこに目立ちました。そういう柿を勝手ながら、「残り柿」と呼ぶことにしました。
 里山に集まる野鳥たち、果物を好む鳥たちは殊に、晩秋まで楽しむことができたはずです。

あかあかと柿の実照らす夕日かな
へだてなく野鳥を呼んで残り柿
ヒヨドリの主人顔なれ残り柿

 柿の木を訪れる鳥たちを、柿の好きな順に挙げると次のようになるのではと思います。ヒヨドリ>メジロ>ツグミ。これらが常連で、とりわけヒヨドリとメジロは柿が大好物。次いで、ツグミの類>ヤマガラ>ムクドリ>アオゲラなどがときどき食べに来ます。シジュウカラ、コゲラ、エナガなどは、柿の木のあたりがしきりに賑わっているので、様子見のために寄ってみるといったところでしょう。

木守柿ヒヨドリが喰うさかしまに

守柿をテーブルにしてメジロかな

残り柿ヒヨドリとツグミ混じりおり

アカハラもツグミにつられ残り柿

ヤマガラには堅さ不足か木守柿

アオゲラが挨拶に寄る残り柿

つられ来てなんだ柿かとシジュウカラ
霜三夜いっきに柿を落としけり

 一番先の鈴なりの写真は12月24日に、本格的な寒波がやって来たために一息に丸裸になってしまった同じ枝のあたりの写真は12月27日に撮られています。
 これからが野鳥にとっても、冬本番となるわけです。頑張ってください。

ロウボウ

投稿者: ロウボウ

長い間たずさわってきた少年矯正の仕事を退官し、また、かなりの時が経ちました。夕焼けを眺めるたびに、あと何度見られるだろうと思うこの頃。 身近な生き物たちとヒトへの想いと観察を綴りたいと思います。

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