神戸連続児童殺傷事件 Ⅷ 「処遇効果の全体的把握」

 処遇効果の全体的把握

 この事案に限ってのことではない。処遇の経過を縦断的に捉えようとする補助の一つとして、様々な場面での少年の表出を節目節目に、できるだけ多くの教官に評価してもらい、それをレーダーチャート様のものにまとめてみることがある。陶芸や板画などの作品に表れる変化と照合すると参考になる。
 図に見るように、11の項目を、あらかじめヒントとして挙げてある留意点を参考にして10段階で評価し、12番目に全体の平均点を出すようにしてある。もちろん、ここに例示したレーダーチャートは当該少年のものではない。 “神戸連続児童殺傷事件 Ⅷ 「処遇効果の全体的把握」” の続きを読む