鮨の始まりになったという伝承
トビほどの大きさをした猛禽類の一つに「ミサゴ」という種類があります。別名を「ウオタカ」と呼ばれることがあるように、魚を獲物にしています。
魚を捕らえるために水の中に突っ込むときの「ビシャ!」という音が変わって「ミサゴ」呼ばれるようになったという説があります。
こんな伝承があります。
・・・漁師が、ミサゴが食べ残して隠した魚を見付け、ご飯に乗せて食べたところ、微妙に発酵していて大層に美味しかった。これが鮨の始まり・・・。
生鮮のものをネタにしている「握り寿司」ではなく、少し発酵(?)させた「ばってら鮨」や「松前鮨」などのヒントとなったのかも知れません。
それで、全国の寿司屋さんを調べると、「みさごずし」という看板が一番多いのだそうです。
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長い間たずさわってきた少年矯正の仕事を退官し、また、かなりの時が経ちました。夕焼けを眺めるたびに、あと何度見られるだろうと思うこの頃。
身近な生き物たちとヒトへの想いと観察を綴りたいと思います。